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今日から酒のない人生を歩もう

日々感じた事を綴っています。

みなさん一緒にお酒をやめてみませんか?!

酒の無い生活は本当に What a wonderful world!

ファウスト

「お前達はゆらぐ現象として漂っているものを、
     持久する思惟で繋ぎ止めて行くが好い。」

ファウスト : FAUST. EINE TRAGODIE

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ : Johann Wolfgang von Goethe

森鴎外

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/93/Delacroix_Faust_1.jpg


この前の続きになりますが、

私達は目に見えない「運」が何となく本当にあるように感じています。

私達の「現実」とは脳、および身体全体が思考によって捉えたものであり

目に見えている物の「実態(この場合真の姿)」は

本当はどうなっているのか捉えていないのかもしれません。

重力波のところでも少し考えましたが、

ここの所、酒をやめたせいか未知の科学に思いを寄せることが多くなりました。

 

saityarennji20150101.hatenablog.jp

 

そこで一度考えてみたいのは、自分自身の定義の仕方。

「私」とは一体何なのか?!です。

私達は自分の体は自分自身で間違いないと考えていますが、

その実態は体の中を流れる微弱な電気信号を脳が捉えて思惟している状況の事です。

そんな「状況」を自分と呼んでいます。

その脳ですら「原子」と呼ばれる小さい小さい物質でできています。

じゃあ、自分とは一体どこまでが自分なのだろう?!

目に見える状況から考えてみます。

目の前に鏡があって自分を見ています。

今、皮膚と言う臓器を取り除いたら、見た目はずいぶん変わってしまいますが、

それは自分自身なのか?!

かろうじて自分自身。私だろうな。

次に筋肉を取り除いたら?!

骨と血管、神経などの集まり。スケルトンだが、まだ私のような気がする。

脳が動いていたらネ。

内蔵、骨と次々に取り除いてどんどんバラバラになっていって

終盤では脳と神経だけになって、ついには死んでしまうのだろうけれど

鏡に映った自分は自分なの?!

九相図(九想図、くそうず)などの仏教画のようなイメージかな。

九相図 - Wikipedia

f:id:saityarennji20150101:20160227220303j:plain

 SFでよくある、水槽に浮かんだ脳だけが生きているような状況になって

まだまだもっとグゥーーッとミクロの世界に入っていくと、

脳神経細胞が見えてくる。

ニューロンシナプス。その真ん中に核が見えます。

ここまで来ると、もう私は私なのか何なのか?!わからなくなって来る。

これを自分自身と一体誰が認識するのだろう。

さらに神経細胞を拡大してみると、

すべての細胞は水やタンパク質などの分子構造があって

それらを構成する原子が行儀よく整列して並んでいる。

原子核の周りを電子がグルグル回っていて

その電子もスピンという角運動量を持ちながらグルグル自転している。

その存在確率はシュレーディンガー波動方程式によると「1」以下だ。

あるかもしれないし、無いかもしれない。

確率は「絶対ある」を表す「1」ではない。

さあ!質問。「ある」のか「無い」のかわからない。

これで自分は自分自身と言い切れるのだろうか?!

ここで冒頭のゲーテに行き着く。

物質は絶えず揺らいでいて、実態は一体どうなっているのかわからない。

私達は揺らぐ「現象」なのだ。そしてそれを「捉えている」のは

「捉えている」と信じ、休むことなく考え、思惟し続けている今の自分。

その状況でしかない。実態がある「存在」では無く、「状況」でしかないのだ。

シュレーディンガー量子力学的見地から生命について記述した本

「生命とは何か?」が刊行されたのは1944年。

ゲーテファウストの第1部を発表したのは1808年。

ゲーテさんって文豪でありながら先端科学を悟っていたのですね。

 

現在では、「細胞には意思がある。」と

言っておられる先生もいらっしゃるようだし

もっと言えば、「物質には意思があるかもしれない。」と

おっしゃっている学者さんもいる。

科学とは、どういう方法で?!までは分かっていても

じゃあなぜ?と言うところまではわかっていないことが多い。

例えば、磁石のN極とS極は引き合うよね。

じゃあ何故磁石は引き合うの?のような。

 

出典:https://plus.maths.org/content/john-conway-discovering-free-will-part-ii

 世の中不思議なことだらけ。だけれども実際に

私たちの中で微小な何かが今日もグルグル回っている。

あくまでも概念だけれども。

でも、そうじゃなければこの世の科学は成り立たない。

私達の文化、文明、テクノロジーも成り立たない。

やっぱり不思議だ。

 

 長々とお付き合いありがとうございました。

 

 

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